PIZZERIA NAPOLETANA L’Ardenza（ピッツェリア・ナポレターナ ラルデンツァ）

薪窯で焼く本場仕込みのナポリピッツァ

瓦屋根に木材を使った壁面、開放感のあるテラス席……うらとこ通りにひときわ目を引く建物があります。ピッツァ窯を持ち、ナポリピッツァをはじめとしたイタリア料理が楽しめる「PIZZERIA NAPOLETANA L’Ardenza（ピッツェリア・ナポレターナ ラルデンツァ）」です。

自慢の品は、店主・山根さんが20代の頃ナポリで武者修業し習得したピッツァ。小麦の深い味わいを堪能でき、もちもち感と軽さを両立した正統派のナポリピッツァです。
一番人気は高糖度チェリートマトとコク深い水牛のモッツァレラ、36カ月熟成パルミジャーノチーズの「ヴェスビオ・ドック」。プレミアムマルゲリータとも言える一品です。チェリートマトは「めちゃ甘い」と山根さんも唸る厳選素材を使用しています。
半熟卵やポルチーニ茸、舞茸のソテー、燻製チーズ、仕上げに生ハムを一面に散らした「ビスマルク」も人気です。
本場の味を求めイタリア人も来店するほどです。

山根さんは大阪の出身、大学進学を機に所沢にやって来ました。飲食業に興味があり、イタリア料理チェーン店に就職しましたが、ある時ナポリピッツァの美味しさに出会い、自らもピッツァ作りを習得すべく単身イタリアに渡航します。アポなしにも関わらず受け入れてくれた店があり、数カ月をそこで過ごします。帰国後はイタリア料理店に勤める中で様々な粉でピッツァを作り、ピッツァ探求に邁進しました。

その後、自身の住む所沢で「地元の人に、本場のピッツァを食べてもらいたい。ピッツァと言えばこの店、と言われる存在になりたい」と開業を決めます。その頃、このうらとこ通りには、少しずつ個性的な店が出現し「これから発展していく通り」だと思ったそうです。また、ピッツァ作りに必須の窯を置くにあたって周辺に建物が少なく「ここしかない！」との判断で現在地での出店を決めました。

山根さんの胸には、イタリア修業時代の師匠の言葉が深く刻まれています。修業中、師匠の一言一句を漏らさぬよう必死でメモを取っていた山根さん。それを見た師匠は「君は君のピッツァを見つけて」と山根さんに訴えます。すなわち、作り方をコピーするのがゴールではない、ということ。当時の山根さんはその言葉を受け、日本に帰り、日本で得られる素材・気候条件のもと、自分自身のピッツァを作ることに振り切ります。今、山根さんが目指しているのは「イタリアのピッツァそのもの、いやそれ以上のピッツァ」。山根さんにとってそれは、ナポリピッツァを伝導する者として払うべき敬意の表れなのです。

店名　PIZZERIA NAPOLETANA L’Ardenza（ピッツェリア・ナポレターナ ラルデンツァ）

TEL　04-2006-1097

営業時間　11:30～14:30（LO14:00）、17:30～21:30（LO21:00）

定休日　月曜日（祝日の場合は、翌日火曜日）

所在地　埼玉県所沢市日吉町7-6 1F

アクセス　所沢駅西口より徒歩4分