手打ちそば　弥兵衛

店内挽きのそば粉を打ち立てで堪能できる本格そば店

「手打ちそば　弥兵衛」は2016年にオープン、気軽に本格手打ちそばが食べられるお店として人気です。2022年11月にはお隣の物件に移転リニューアルしさらにファンを増やしています。

高須さんの作るそばは、一口食べて、コシがあり、のどごしが感じられます。かみしめるごとに広がる甘みと、鼻に抜けるそばの風味……。非常に繊細ですが、記憶に残る味です。
その理由は「挽き立て・打ち立て・茹で立て」にあります。「挽き立て」というのはそば粉のこと。「弥兵衛」では毎日、店内に置かれた手挽きと電動の2台の石臼を使いそばの実を挽き、粉にします。出来上がったそば粉は翌朝、店主の高須公久さんが午前中に３回に分けて手打ちし、麺にします。この「打ち立て」のそばを、お客様の注文を受け「茹で立て」のそばとして提供します。周辺ではなかなか味わうことができない逸品なのです。

使う粉は北は北海道から南は九州まで、時期によって産地が変わりますが、高須さんが実際打って食べて、味・色・香り・食感・のどごしなどある程度の基準を満たしたものを使います。また「水」は東村山にある酒蔵・豊島屋酒造で日本酒の仕込み水を毎日汲ませてもらい、そば打ちと出汁に使っています。そば打ちに井戸水を使うことで甘みのあるそばになるのです。
高須さんのこだわりは薬味にも。そばにはおろしたてのわさびが添えられています。そばにわさびを載せていっしょに食べると、わさびのフレッシュな刺激とそばの素朴さが相まって、おつな味わいを堪能できます。

おすすめは「天ざるそば」。海老と季節野菜の天ぷらが盛られています。天ぷらは添えられた藻塩を付けて頂きます。
お料理メニューも多数用意しており、お酒と共に楽しむ方も多いとか……。そば屋のメニューとあって、隠し味に「そばつゆ」を入れています。人気メニューは「そば屋のポテサラ」。そばの実を散らしているのが特徴、ポテトサラダの味付けにもそばつゆを加えています。

高須さんは茨城県出身、高校卒業後上京し10代の頃から飲食業に携わってきました。20代半ばにそば職人となることを志し、新宿のそば屋さんで11年間修行、自身の理想とする「色・味・のどごし」が三拍子揃ったそばを究めました。
旨いそばを作るためにこだわりを持ち、日々実直にそれを体現する職人・高須さんのそば、ぜひ一度ご賞味下さい。

店名　手打ちそば　弥兵衛

TEL　04-2003-1223

営業時間　11:00～15:00 (LO14:30) 、17:00～22:00（LO21:30） 　※日曜日は21:00まで

定休日　月曜日（祝日の場合は、翌日火曜日）

所在地　埼玉県所沢市東町13-1

アクセス　所沢駅西口より徒歩4分